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無気力だけど作家志望。 『すべては陰謀!!』,『無はなによりも面倒だ』,『LonEly』連載中。
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あきらめようかと、思っている。

作家とかそう簡単になれるものじゃないし第一、一つのことを最後までやり遂げたことがないような私になんて

到底無理な話である。。

部活だってなんだって絶対逃げてしまう。

嫌なこと、めんどくさいことから逃げちゃうような性格じゃきっと叶えられるわけがないよ。。

きっと他の夢も私には叶えることができないと思うし。

物語を考えるのはものすごく大好きで、得意。

でもそれを文章にできないんだから仕方がないよね。

小説は趣味としては書くことを続けるけど、多分将来私の「小説」は見ることはないと思う。

せめてライトノベルは読むのも、物語を作るのも好きだから書きたかったけどさ!!!

無理ってわかったから。

来年は受験生なわけだし、現実みないとね!!

んじゃ、これからも趣味としてがんばるからよろしく!!!!

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第一章 矛盾

 

人間ってやっぱ一番すごいんだって思う。

そんなこと今更、なんて思うけど。

この気持ちなんかもきっと人間じゃないと持つことのできない気持ちなんだと思えば、なんだか本当にすごい気

がする。

気がするというかそうなんだけど。

この複雑な気持ちが。

自分が驚くほどの複雑さ。

もうめちゃくちゃすぎてわけがわからないほど。

だから気を紛らわせるために私も他人と話したくなる。

でもやっぱ私にはそんなことできない…というかできないのが当たり前のようなもの。

んーなんていうか、こうやっていろいろ考えることも嫌。

私はただ洗濯物をみてぼんやりとしていたいだけなのに。

ふと時計をみると見やすくするためなのか、なんなのかよくわからない赤色の長針は残り3cmほどで6のとこ

ろ、30分になってしまう。

いや、なってくれる。

窓の桟から手を離し、手のひらについた型を見つめながら自分の席にぼんやり歩いて戻る。

「痛っ」

手のひらについた型を指でこすって消しながら歩いていると机の角にぶつかってしまった。

災難なことにその机の主はさっきの授業の板書をしていた。

確かさっきは理科だった。ノートには炭酸化ナトリウムと太文字で書かれてある。あぁやっぱり理科か。

いや、そんなことはどうでもいい。私が机の角に当たったせいで机は斜めに向き、色とりどりのマーカーのセッ

トは床に落ちてイスに座っている女子は周りの女子と一緒になってぼんやりしている私を鋭い視線で見つめ

る。

ごめん、という一言がでない。

もちろんこの人たちの性格上、こんな些細なことでもごめんの一言で許してくれそうにもないしどうせ無視され

て終わるのは目に見えている。

でもだからといって謝らないわけにもいけないし。無駄だってわかってることをするのも嫌だ。

これって変にプライドが高いってこと?謝るか謝らないかぐらいで悩む優柔不断な人ってこと?

ほら…またわけのわからない思いをめぐらせている。目の前の女子たちなんてもう私の存在を気にしてもい

ないのに。ほんと、無駄な気持ちばっかり。

一応適当にごめん、とだけいってすぐさま自分の席へと戻った。

机の角にあたったぐらいで……。

 

ほんと、バカみたい

夕日の色、あれは星の色、あれは太陽の色。


エリは窓の外をみていた。

手を窓の桟に型をできるほど体重をかけておき、

身を乗りだしてまで見ていた。

私はちょうど学校の体育館の向かい側にある大きな

マンションの洗濯物をみて、それをなにかの色に

たとえるのが大好きだった。

今日は機嫌がいい。

だからたとえる物も美しいものばかりだ。

機嫌が悪いときなんて真っ赤なTシャツは血、白なんて全て白装束で黒は喪服。

そんな縁起の悪いものばかりを思いついては、その自分の陰湿さに嬉しくなってニヤニヤしている。

とにかく、私は洗濯物の色をなにかにたとえるのが大好きで、それを自分の特技だと思っている、もしくは思い

込んでいる。

そういうの、特技っていうのかはわかんないしね。

私と同じ特技を持っている人がいたら、今すぐ私に会いにきてほしい。

機嫌が悪いときにたとえるものが変わるという条件もつけて、もしこの世界にいるのなら会いにきてほしい。

もしかしたら、その人となら気が合うかもしれない。

私はここでは一番おかしい存在だから。

簡単にいえば、誰とも気が合わないしだからこそ友達がいない孤独な人でいられる。

1人は本当に楽だ。

真っ赤なTシャツが風に吹かれて体育館裏の杉の木へ飛ばされた。裏に書かれた「力」の文字。ただの無地の

Tシャツじゃなかったということがわかる。

もう一度風が吹かないと、きっと持ち主は二度とあの血の色のTシャツを着ることはないだろう。

そして私は気づいた。自分で言ってからやっと気づいた。…また、機嫌悪くなっている。

こうやってなら実感できる。少しでも自分が孤独だということを自覚していることによってほんの少しであっても

動揺しているということ。

きっとそこにグループで固まっている女子も廊下で大勢で走り回っている男子も孤独がいいって絶対に思って

いるはずなのに。

だって1人は楽だし、なにも気をつかわなくたっていいし…。

いやまぁ…もしかしたらこれは自然と孤独になった自分への言い訳なのしもしれないんだけどね。

「なんで私、1人なのにこんなめんどくさいこと考えなきゃいけないんだろう」

誰にもきかれないようそうつぶやいた。確かにせっかく1人になれたのだから余計なことを考えずに

生きていたい。

でもただ1つ、私あの孤独になった日から思っている。

みんなさ、友達とか友情とかいってるけどただ…

孤独だと周りの人に同情の目や哀れんだ目で見られる。

それがただ辛くて友達っぽい人と一緒にいるだけ。そのおまけに一緒にいることで楽しむだけ。

本当は1人でもいいんじゃない?

友達とか仲間って互いに利用し合っているよ。ほんと。

もちろん、全てはこの学校での話。本当の友達や仲間を持っている人は大勢いるだろう。

でもこの学校での友達って本当に友達なの?

もしこの私の考えに同感しちゃった人に友達っぽい人がいるのなら、それは本当の友達じゃないよ。

なんて断言してみせちゃったりするけど、こんな陰湿な私の考えだからね。

ちょっと…かっこいいこといってみただけだからさ。

星だ!

そう思ったんだって。

宇宙みたいだ!

そう感じたんだって。

毎晩見える街の光が

そう見えたんだって。

でもね

私は絶対見間違えない。

街の光は

生きてないもの。

私は絶対に見間違えない

3分間。

でもラーメンじゃなかった。

うどんでもなかった。

なんだったのかよくわからなかった。

15分間。

カレーを食べた。

リンゴのつまようじ、歯茎に刺さった。

皮をむいたはずのリンゴが赤くなった。

それまではよかったのに。

急いで食べるから、あとでこんなことになるんだよ。

一瞬といえなくもない間。

気持ちのいい小手一本。

あぁ決まった。

あぁ決まった。

でも決まらなかった。

ラーメンはこんにゃく。

 

あとで知った。

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